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​登場人物紹介
​「いま、オレのそばに居てくれて、本当にありがとう」

デイン

​(弓使い)

リーフの村でバーン長老に育てられた若者。村では主に狩猟をして生活を営んでいたせいか、弓の扱いに関しては特に突出した才能を持っている。

大雑把で不器用ながらも、まっすぐで実直な性格の青年。

​「これが、オレの最期に見る絵か‥‥悪くない」
​「オレは、こんなところで、死んでたまるか。絶対に!」

若さが故の大人や社会に対する反発心を強く持っていますが、旅を通して見識が広がるにつれて、徐々にその辺は丸くなっていきます。しかし、基本的な性格は変わりません。

​デインの場合、あまり口数が多くなり過ぎると不自然になるので、扱いが難しいキャラクターでした。序盤は地味ですが、後半は大活躍します。

デイン誕生秘話

よく漫画やアニメ・ゲームなどで、「記憶喪失」という設定のキャラクターが登場しますが、私は小さな頃からそれらを見る度に、「なんで記憶を失っているのに、自分が記憶喪失だって分かるんだろう?」と疑問に思っていました。また、最近流行りの異世界転生ものでよく不思議に思うのが、一度死んで転生して、異世界に転移したにもかかわらず、前世の記憶をしっかり保持していること。もし私に前世があったとしても、その記憶や知識なんて一切ないし、そもそも転生したとしても、有形無形の財産は何ひとつ持ち越せないのが自然の摂理ではないかと、常日頃から疑問に思ってました。

デインは、そういった昔から思っていた素朴な疑問に対して、私なりに納得のいく答えを導き出そうとして生まれたキャラクターなのかもしれません。序盤ではあまり​感情を表に出しませんが、その理由も、物語が進むにつれて徐々に明らかになっていきます。

 

デインは戦士?

デインをはじめ、カドルステイト物語の冒険者パーティに加わるメインキャラクター達は、ライドを除いて全てプレロールドキャラクター(今風に言うとサンプルキャラクター)でした。当時マスターだった私は、カドルステイト物語のキャンペーン用に、旅の目的などあらかじめ設定したキャラクターを用意して、それぞれのキャラクターをプレイヤーに演じて貰おうと考えたのです。しかし実際のプレイでは、プレロールドキャラクターの設定を引き継ぎつつも、各プレイヤーが好きな名前を付け、能力値や外観などを決めて遊びました。

デインは、実はTRPGでの職業は戦士でした。当時、私が遊んでいたTRPGには、レンジャーという職業が存在していなかったのです。それでも設定上、弓をメインウェポンとする風変わりな戦士として用意しました。

スティンファー=レイスの弓は、初期装備でありながらキャンペーン終盤まで使える強力な弓でしたが、私がその詳しい性能までプレイヤーに明かさなかったせいか、デイン役のプレイヤーは剣ばかり振って、殆どこの弓を使ってくれませんでした(笑)

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