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大気と水と光と土。それらが揃ってさえいれば、森の木々は正常に育つはずである。しかし、なぜか地上の緑は、少しずつ失われつつあった。それを不思議に思ったレミアは、ラムダ老にその疑問をぶつけてみる。すると老から、驚くべき話を聞かされた。地上には『人間』という種族が生息し、大自然の営みを蝕んでいると言うのだ。『人間』に興味を持ったレミアは、老から三日間の時間を与えられ、地上の世界に舞い降りた。他を想う心で成り立つ世界を描いた、児童文学的な短編ファンタジー小説。​

(6.3万文字、文庫本121ページ相当)

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